2024年09月10日
防火管理者の委託サービスが新たな展開を迎える
レスキューが展開する防火管理の委託サービスが大阪から全国へ
防火管理者の重要性を知っていますか?
防火管理者という言葉を聞いたことがあっても、その役割や重要性について詳しく知らない方も多いかもしれません。防火管理者は、会社や施設の安全を守るために欠かせない存在です。今回は、その必要性と、もし設置を怠った場合にどうなるかについて、分かりやすく解説していきます。
防火管理者ってなに?
まず、「防火管理者」とは、建物や施設で火災が発生しないようにするための対策を行う責任者のことです。消防法で定められており、一定の規模の施設や店舗などでは、必ず設置が義務付けられています。
たとえば、以下のような施設では防火管理者の設置が必須です:
- 飲食店などのテナント
- 共同住宅マンション
- オフィスビルや病院
- 工場や倉庫
- 学校やホテルなどの宿泊施設 等
つまり、多くの人が集まる場所は火災のリスクが高く、そこに防火管理者がいなければなりません。
防火管理者がいないとどうなるの?
防火管理者がいない、または防火管理者としての役割をきちんと果たさない場合、火災が起きたときの被害が大きくなる可能性があります。具体的には、以下のようなリスクがあります。
- 火災リスクが上がる 消火器や火災報知器の点検が行われていなかったり、避難経路が整備されていなかったりすると、万が一火災が発生した際に逃げ遅れたり、初期消火ができなかったりします。その結果、火災が大規模なものになり、多くの人命や財産が失われる可能性が高まります。
- 法的罰則を受ける可能性 消防法に基づいて、防火管理者を設置しなければならない建物でこの義務を怠った場合、30万円以下の罰金を科されることがあります。また、火災が発生し大きな被害が出た場合、さらに損害賠償を求められることもあります。
- 営業停止のリスク 消防署からの指導を受けても防火対策が改善されない場合、最悪の場合は営業停止処分を受けることがあります。これは特に飲食店や商業施設などでは大きなダメージとなります。
防火管理者がする具体的な仕事とは?
防火管理者は、ただ名前だけの役職ではありません。日頃から重要な防火活動を行う責任があります。例えば、次のような業務を担当します:
- 消火計画の作成
- 消防訓練の実施
- 消防書類の管理
- 消防設備点検
- 防災巡回
- 南海トラフ対策
- 防災教育
- 定期巡回
- 避難経路の確保 これらの業務を適切に行うことで、火災のリスクを未然に防ぐことができるのです。