【命を守る最後の盾】マンションの防火管理、その役割を知らないと取り返しがつかない

あなたのマンション、本当に安全ですか?
火事は「うちのマンションには関係ない」と思っていませんか?
しかし、実際にはマンション火災は毎年起きています。しかも被害が大きくなるのは、防火管理が甘かった建物。
火災は煙が一番の殺し屋です。火が回る前に、黒い有毒ガスが一瞬で廊下や階段を塞ぎます。たった数分の判断の遅れが、命取りになるのです。
防火管理者の役割は「形だけの係」ではない
多くの人が「防火管理者って名前だけでしょ?」と誤解しています。
違います。防火管理者はマンションで暮らす人すべての命を背負っています。
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消火器や非常口が使える状態か?
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避難経路に荷物が置かれていないか?
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もし火災が起きたら、どのように住民を誘導するか?
これらを日常的に管理・確認するのが、防火管理者の仕事です。
防火管理が機能していないマンションは「火のついた檻」と同じ。
あの日、もし防火管理が徹底されていたら…
阪神淡路大震災でも、地震そのものではなく地震火災と煙に巻かれて命を落とした人が数え切れませんでした。
避難口が塞がれていた、非常ベルが鳴らなかった、初期消火ができなかった…。
それは「偶然の不幸」ではなく、防火管理が形骸化していた結果です。
あなたのマンションでも同じことが起こり得ます。
「火事になったら誰かが何とかしてくれる」――その油断こそが最大の危険です。
住民ひとりひとりが知っておくべきこと
防火管理者に任せきりではなく、住民自身も意識を持たなければなりません。
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避難経路を一度歩いて確認してみる
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非常ベルや消火器の場所を把握しておく
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廊下に荷物を置かない
これらの小さな行動が、大切な家族や隣人の命を守ります。
命を守る防火管理を、あなたも支える
火災は「もしも」ではなく「いつか必ず来るもの」。
そのとき、防火管理が整っているかどうかで生き残れるかどうかが決まるのです。
あなたのマンションに防火管理者がいるなら、その人は「命を守る盾」です。
防火管理を軽視することは、家族や自分の命を軽視することに他なりません。
どうか今日、この瞬間から「防火管理」を自分ごととして考えてください。
防火管理は“紙の上のルール”じゃない。生きるか死ぬかを分ける“最後の砦”です。
