【9月1日・防災の日】その火の不始末が家族を奪う ― 家庭での防火管理が命を守る

あの日、たった一つの油断から
9月1日、防災の日。
「地震への備え」を思い浮かべる方は多いでしょう。
しかし、忘れてはいけないのが「火災」です。
実際、火災で命を落とす人の数は、地震よりも圧倒的に多いことをご存知ですか?
ある家庭では、夕食の天ぷら鍋を火にかけたまま電話に出てしまった。ほんの5分のつもりが、気づいた時には炎が天井を舐め、逃げ遅れた家族が煙に巻かれました。
――「火事は一瞬で全てを奪う」。これは現実の話です。
家庭でも“防火管理”はできる
「防火管理」と聞くとビルや店舗の話だと思いがちですが、実は家庭こそ最前線。
日々の小さな習慣が、家族の命を左右します。
家庭でできる防火管理チェックリスト
-
🔥 コンロを離れる時は必ず火を消す
-
🔥 寝る前にストーブや電気毛布をオフに
-
🔥 たばこの不始末ゼロを徹底
-
🔥 消火器を“使える場所”に置く(押し入れの奥では意味がない)
-
🔥 感知器の電池切れをチェック(ピーピー鳴ったら要交換)
火災は「自分の家には関係ない」では済まない
日本で1年間に起きる住宅火災は約1万件。
出火原因の1位は「コンロ」、そして「たばこ」「ストーブ」が続きます。
その多くが「防げたはずの火災」なのです。
火事になれば、数分で家は炎に包まれ、煙で命を落とす危険が最も高い。
守りたい家族の命を失わないために、今日から“家庭の防火管理者”になりませんか?
9月1日、防災の日に考えてほしいこと
-
家族と「火災が起きたらどう逃げるか」話し合っていますか?
-
家のどこに消火器や避難経路があるか、子どもも知っていますか?
-
「火を消す」「点検する」習慣を、今日から始められますか?
防災の日は、備蓄や地震対策だけでは終わりません。
火災対策こそ、あなたの家族をすぐに守れる“現実的な行動”です。
👉 9月1日、今日からあなたが家庭の防火管理者です
*レスキュー役立つ豆知識

寝タバコによる火災は年間多数、死亡率も非常に高いです。