「防火管理者不在=安全不在!?あなたの職場が危ない」

火災は、いつ・どこで起こるかわかりません

火災は、一度発生すれば、人命や財産に大きな被害を与えます。そんな火災を未然に防ぐために欠かせないのが「防火管理者」です。

ここまで、防火管理者のやるべきことや重要性について説明してきましたが、もしも防火管理者がいなかったらどうなってしまうのか、考えてみました。

 

①火災のリスクが高まる

防火管理者は、建物や施設の火災予防の責任者です。
火気の使用ルールや避難経路の管理、消火器や火災報知器の点検など、日常の安全対策を行っています。
もし防火管理者がいなければ、こうした点検や管理が不十分になり、小さな不注意から大きな火災につながる危険が増します。

②避難訓練が行われない

火災が起きたとき、スムーズに避難するためには訓練が必要です。
防火管理者は、避難訓練の計画や実施を担当します。
もし防火管理者がいなければ、避難訓練が行われず、実際の火災時に多くの人がどう行動すべきかわからなくなり、混乱が起きる可能性があります。

③法律違反になることも

一定規模以上の建物や施設では、防火管理者の選任が消防法で義務付けられています。
もし防火管理者を置かなければ、法律違反となり、罰則や行政指導を受けることがあります。
これは安全のためだけでなく、事業の信用にも関わります。

④被害が拡大しやすくなる

火災発生時、防火管理者は初期対応の中心人物です。
火災報知器を作動させたり、消火器で初期消火を行ったり、消防への通報を迅速に行います。
もし防火管理者がいなければ、初期対応が遅れ、火災があっという間に広がってしまう可能性が高くなります。


まとめ

防火管理者は、日常の安全管理から緊急時の指揮まで担う「火災予防の要」です。
もし防火管理者がいなければ、火災のリスクが大きく高まり、人命や財産が危険にさらされます。
見えないところで私たちを守ってくれている防火管理者の存在は、とても大切なのです。

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