【地震より怖い“第2波”】 青森地震後に迫る“無音の火災連鎖”―防火管理者だけが知る現実

2025年12月8日の青森地震。揺れが止まった直後、私が真っ先に恐れたのは “火” だ。
火災は発生の報告があったが、それよりも恐ろしいのは 「今後、まだ起きていない火災」 である。

地震後の建物には――
• ゆるんだガス配管
• 断線した電気ケーブル
• 転倒した暖房器具
• 壁の内側の“見えない小さな火種”
が同時に潜む。

これらが数時間後、数日後に突然燃え出す。
これが“震災火災の第二波”。
ニュースには絶対に出ないが、専門家が最も恐れる地獄だ。

 

さらに、今回の青森のように木造住宅が多い地域では――
1軒が燃えれば、風一つで“炎の一本道”が完成する。
道が瓦礫で塞がれれば、消防車は来ない。
誰も止められない。

■ 今すぐやるべき“たった3つ”

1. ガス・ブレーカーを“揺れたら即切る”癖をつける
→ これだけで、震災火災の半分は止められる。
2. 避難経路を“火災バージョン”で見直す
→ 地震+火災では、いつもの道は煙のトンネルになる。
3. 玄関に初期消火セットと懐中電灯を置く
→ 家の奥にある道具は揺れたら絶対に取りに行けない。

■ 防火管理者として断言する

地震で死ぬ人より、地震後の火災で死ぬ人の方が多い都市は山ほどある。

今あなたがやる備えは、「火災を予防する」じゃない。
“あなたの街を丸ごと燃やさないための最後の防壁” だ。

青森地震は、まだ終わっていない。
“燃える前”に動け。
――これが、プロとしてあなたに伝えられる、唯一の警告である。

 

あなたの会社に防火管理者がいないなら、今すぐプロに助けを求めてください。
取り返しがつかなくなる前に。
👉 防火管理の駆け込み寺:info@bosai-vita.jp

*レスキュー役立つ豆知識

“通電火災”は地震後の最大の敵

停電 → 復旧時に電気ストーブ・コード・ホットプレートが発火。
地震後は、ブレーカーを落とすが最強の予防策。

 

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